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教育委員へ任命書を交付

2025年10月1日 11時57分

 令和7年10月1日、五十嵐豊子さん(大石田地区)が、教育委員に再任されました。任期は令和11年9月30日までの4年間となります。

 五十嵐委員は、平成29年10月1日から教育委員に就任し、令和4年7月1日からは教育長職務代理者として教育行政の円滑な運営に尽力されています。これまでの豊富な経験と温かい人柄を生かし、今後も、学校教育や社会教育の充実に貢献いただくようお願いいたします。

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 なお、教育委員会は、月に1回程度の定例会のほか、必要に応じて臨時会を開催しています。委員会は、教育長と4人の委員によって構成され、町長が議会の同意を得て任命します。任期は、教育長が3年、教育委員は4年で再任可となります。

【教育委員会の役割】

 教育委員会は、町の教育に関する基本的な方針を決定し、子どもから大人までの学びを支えるために活動しています。主な役割は次のとおりです。

○学校教育の充実

 子どもたちが安心して学べる環境づくりや、教育方針の検討を行います。

○生涯学習の推進

 住民の皆さまが学び続けられるよう、文化・スポーツ・社会教育の振興を図ります。

○教育環境の整備

 学校施設の整備や教育施策の企画立案を進め、学びの基盤を支えます。

 三島町教育委員会は「ふるさとと自分に誇りが持てる人づくり」を基本理念に掲げ、町民の皆さまとともに地域の未来を担う人材育成に取り組んでいます。今後とも、温かいご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

お知らせ

三島町では、「三島町教育復興基本計画『ふるさとと自分に誇りが持てる人づくり』2012~2021」に基づき、「三島町保・小・中きずなプラン」として事業を行っております。

三島町の保育所・小学校・中学校の子どもが、知・徳・体の調和のとれた自立した人間に成長するよう、保・小・中での連携を推進するものです。

三島町保・小・中きずなプラン.pdf ← 詳しくはこちらをご覧ください。

 

三島の教育成果集について

はじめに
 平成から令和に変わり、新しい時代を迎えました。ラグビーのワールドカップでの日本代表(ブレイブ ブロッサムズ)の活躍に盛り上がり、2020東京オリンピックが近づきわくわく感も高まっています。そんな中、小・中学校は新学習指導要領への移行期となり、新たな変革の時期を迎えています。特に、小学校では、令和2年度の新学習指導要領完全実施に向けての慌ただしい準備の年でもありました。
 新学習指導要領でまず注目しなければならないのは、「社会に開かれた教育課程」・「主体的・対話的で深い学び」・「特別の教科 道徳」・「プロ グラミング教育」などの新しい言葉です。これらは、子どもたちが生きていく現代社会の課題や未来への期待などが反映されているものと考えます。急速な社会の変化に予測が困難な時代、また、急激な少子高齢化が進む中、子どもたちは、一人一人が自らの生き方を選択したり、新たな価値を創造したりすることが求められるようになります。このような時代にあって、学校は、子どもたちの「新しい社会の中で他者と協働して主体的に『生きる力』」を育成することが求められています。
 そのため、学びの 部会では、「主体的・対話的で深い学び」に焦点を当てた授業作りに取り組みました。少人数の強みを生かして、また、少人数の弱みを克服する工夫を行って、一人一人の子どもたちの確かな学びの創造に努めてきました。
 本誌は、本年度の取り組みをまとめたものです。改めて一つ一つの足跡を振り返ることで、今後の教育活動のさらなる発展に結ぶつくことを期待いたします。

編集を終えて
 少人数,それは, 20 人から 30 人程度の学級で授業をしている教師からすれば,子ども一人一人に目は行き届き,様々なことが思い通りにできそうな印象しかないかも知れません。
 しかし,三島の先生方は,少人数がもっているものは「強み」だけではなく,「弱み」もあることを知っています。少人数が生み出すことは,決して授業だけに留まらず,人間関係,子ども一人あたりの負担など,普段の生活の至る所に影響を及ぼします。
 三島の子どもたちは,小学校に入学してから中学校を卒業するまで,ずっとこの環境で学校生活を 送ることになります。そして,中学卒業後は多人数の環境に入っていきます。この三島の子どもたちをよく知る先生方は,どのような工夫をすれば少人数であっても効果的な活動ができるのか,近い将来多人数の中に入っていく子どもたちに,どのような経験や指導が必要なのかも知っています。
 しかし,規模の大きな学校から初めて三島のような小規模校に転入してくる先生には,そこにたどり着くまでに試行錯誤しかありません。この時間は,子どもたちにとってもストレスとなり得ます。できれば,この期間は短いほうが良いわけです。
 そこで,先生方がもっている,三島の子どもに合った指導の方法や工夫をまとめ,今後三島に転入してくる先生方に参考資料として残すことができれば,試行錯誤の時間,そして子どもたちがストレスに感じる時間が短縮できるものと考え,この成果集をまとめました。
 三島の子どもたちの,高い学力の理由がたくさん詰まった成果集です。校種の壁を越え,教科の枠を外し,先生方のいろいろなアイディアを参考にしていただければ幸いです。
 最後に,この成果集をまとめるにあたり,授業や資料を提供してくださいました多くの先生方に感謝申し上げます。

三島の教育成果集PDF ← 詳しくはこちらをご覧ください。